Photo (c) Winnie Küchl
ライナー キュッヒル
Rainer KÜCHL
1950年オーストリア、ワイドホーフェン・アン・デア・イプス市生まれ。
11歳よりヴァイオリンを始める。
1964年ウィ-ン国立音楽アカデミーに入学し、フランツ・サモヒル教授に師事。
1967年よりソロ活動を開始。ウィ-ン・フィルをはじめ、ウィ-ン響、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、NHK交響楽団等のオーケストラ、並びに指揮者ではアバド、 ベーム、バーンスタインらと共演。同時に数々のリサイタルや放送録音を行う。
1971年ウィ-ン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィ-ン国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターに就任。
1972年ホーフブルグカペレのコンサートマスターに就任。
1973年オーストリア文部省よりソロ活動に対しモーツアルト解釈賞を受賞。 同年ウィ-ン・フィルの仲間とキュッヒルカルテットを結成(外国、CDなどでは ウィ-ン・ムジークフェラインカルテット)
1978年カルテットの活動に対し、オーストリア・モーツアルト協会より「フルーテンウア賞」を受賞。
1982年サモヒル教授の後継者としてウィ-ン国立音楽アカデミー(現在ウィ-ン国立音楽大学に名称変更)正教授に就任。
1985年ザルツブルグ州知事より金功労勲章受章。同年ウィ-ン・リングアンサンブルを結成。
1988年オーストリア共和国より学術、芸術に対するオーストリア名誉十字勲章受章。
1992年ヴァキンガムパレスにてチャールズ皇太子、ダイアナ妃主催のジョージ・ショルティ80歳の誕生パ-ティにて御前演奏。
1994年オーストリア共和国に対する功績として共和国より大名誉勲章を受章。
1995年ジュネーブにおける国連50周年記念式典では、ワールドオーケストラフォーピース(WOP)の世界代表コンサートマスター、並びに1998年長野冬季オリンピック開会式では小澤征爾の下オリンピックオーケストラのコンサートマスターもつとめる。
2001年ウィ-ン・フィル発足以来、現役のコンサートマスターとしては初めて ウィ-ン国立歌劇場の名誉会員に選ばれる。
2010年神奈川県川崎市の名誉親善大使第一号に任命される。同年日本政府より 勲章、旭日中綬章を受章。
現在の活動:
*ウィ-ン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィ-ン国立歌劇場管弦楽団
ホーフブルグカペレ、ワールドオーケストラフォーピース 第一コンサートマスター
*ウィ-ン国立音楽大学正教授
*キュッヒル弦楽四重奏団、ウィ-ン・リングアンサンブルリーダー
*その他、ソロ活動、コンクール審査員長、国の公式行事等
1975年に結婚、二女がいる。